なかなか治らないニキビ、ぶり返すニキビの特徴
ニキビは一度治ったように見えても再発することがあり、特に思春期や大人のニキビに悩む方にとっては大きなストレスとなります。なかなか治らないニキビやぶり返すニキビの特徴には以下のような要因があります。

- ◎ホルモンバランスの乱れ
ストレスや睡眠不足、月経周期などによってホルモンが変動し、皮脂分泌が過剰になることでニキビが悪化します。 - ◎皮脂腺の過剰な活動
皮脂が毛穴に詰まりやすく、アクネ菌が増殖しやすい状態を作ります。 - ◎誤ったスキンケア
刺激の強い洗顔料やオイル成分を多く含む化粧品の使用が、ニキビを悪化させる可能性があります。 - ◎栄養不足
偏った食生活が肌のターンオーバーを乱し、ニキビの原因になることがあります。
栄養学の観点からのニキビ治療
当院ではオーソモレキュラー栄養療法を行っており、なかなか改善しないニキビに対して、「身体の内側」からアプローチをしています。
専門的な知識を持った医師が脈波検査や血液検査などを用いて、最適なサプリメントや生活改善のアドバイスをしています。

摂取した方が良い栄養素
肌の健康を保つためには、以下の栄養素を積極的に摂取することが重要です。
- ◎ビタミンA:皮膚の新陳代謝を促進します。緑黄色野菜やレバーに多く含まれます。
- ◎ビタミンE:抗酸化作用があり、肌の炎症を抑えます。ナッツ類やアボカドが豊富です。
- ◎ビタミンB群:皮脂分泌の調整と肌のターンオーバーをサポートします。全粒穀物や豆類が最適です。
避けるべき食品
以下の食品はニキビを悪化させる可能性があるため、控えることが推奨されます。
- ◎高糖質食品:ケーキや甘い飲み物は皮脂分泌を促進します。
- ◎脂質の多い食品:揚げ物やファーストフードは炎症を悪化させることがあります。
これらの食事管理を取り入れることで、肌の調子を改善する手助けとなります。
美容医療の観点からのニキビ治療
美容皮膚科では、さまざまな治療方法を組み合わせてニキビの改善を目指します。
当院の美容医療は基本的に医師が行っています。ピーリングやIPLなどの治療ではドクターによる細やかなアプローチを意識しています。
- ◎外用薬
サリチル酸やベンゾイルペルオキシドを含む製品は、角質を除去し炎症を抑える効果があります。 - ◎ケミカルピーリング
古い角質を取り除き、毛穴の詰まりを解消します。これにより、新しい肌細胞の再生を促進します。 - ◎レーザー・IPL治療
光エネルギーを使用してアクネ菌を減少させ、炎症を抑えます。治療後のダウンタイムも比較的短いです。 - ◎内服薬
重度のニキビには抗生物質やホルモン療法が用いられます。これにより、体内からニキビの原因を根本的に改善します。
皮膚科医が教える効果的な5つのスキンケア
①正しい洗顔
スキンケアの基本は優しく洗うことが大切。ぬるま湯、マイルドな洗顔料を使用し、指の腹で円を描くように洗うようにしましょう。アルコールフリー、弱酸性の洗顔料を推奨しています。
②適切な保湿
ニキビ肌も乾燥することがあるため、保湿が重要になります。オイルフリー、ノンコメドジェニックの保湿剤を選び、ヒアルロン酸やセラミド配合が効果的です。
③日焼け止めの使用
紫外線はあらゆる肌トラブルのもとになっており、ニキビやニキビ跡を悪化させます。SPFの数値が高いノンコメドジェニックタイプの日焼け止めをオールシーズン毎日使用することが重要です。室内に居ても窓から紫外線は入ってきますので、外出時以外でも日焼け止めを塗ることが大切です。
④清潔な環境づくり
枕カバーやタオルを定期的に交換し、スマートフォンを消毒することなどで細菌の繁殖を防ぎましょう。
⑤適切な製品選び
サリチル酸やベンゾイルペルオキシドなど、科学的に効果が認められた成分を含む製品を選ぶことが重要です。高濃度だから良いのではなく低濃度から試し、自分の肌に合ったものを見つけていきましょう。
よくある質問
Q1: ニキビ治療にどれくらいの期間がかかりますか?
軽度のニキビであれば数週間、重度のニキビでは数ヶ月の治療が必要です。
Q2: 自宅でできるニキビケアにはどのようなものがありますか?
正しい洗顔や保湿、バランスの取れた食事が効果的です。また、ストレス管理も重要です。
Q3: ニキビ治療の副作用はありますか?
外用薬や内服薬には乾燥や赤みが生じる場合があります。治療前に医師と相談しましょう。
Q4: 美容医療でニキビ跡も治せますか?
はい、レーザー治療やケミカルピーリングで改善が期待できます。
当院では、専門医が一人ひとりの肌に合わせた治療プランを提供し、ニキビ治療を徹底的にサポートします。なかなか改善しないニキビに悩む方は渋谷区の美容皮膚科青山研美会クリニックまでぜひご相談ください。