肌荒れとは?
肌荒れとは、肌が乾燥し、カサカサしたり、赤みやかゆみが出たりする状態を指します。これは、肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激に対して敏感になっている状態です。肌荒れは、年齢や生活習慣、環境要因などさまざまな原因で引き起こされることが多く、放置するとさらなる肌トラブルに繋がる可能性があります。

肌荒れの原因
乾燥
湿度の低い環境や空調の影響で肌が乾燥しやすくなります。特に冬場やエアコンの効いた室内では、空気中の水分が少なくなるため、肌の水分が蒸発しやすくなります。 乾燥は肌のバリア機能を低下させ、外部からの刺激に対して敏感になります。
ストレス
精神的なストレスは肌の健康に悪影響を及ぼします。ストレスによって体内のホルモンバランスが乱れ、皮脂の分泌が過剰になることがあります。その結果、毛穴が詰まりやすくなり、炎症や肌荒れを引き起こします。
食生活
栄養バランスの乱れや過度なアルコール摂取は肌荒れの原因となります。特にビタミンやミネラルが不足すると、肌の再生能力が低下し、肌荒れが起こりやすくなります。 また、脂っこい食事や甘いものの過剰摂取も、皮脂の分泌を増やし、肌荒れの原因となります。
ホルモンバランスの乱れ
特に女性は生理周期や更年期にホルモンバランスが崩れやすく、それが肌に影響します。例えば、月経前に皮脂の分泌が増え、ニキビができやすくなることがあります。
また、妊娠や出産、更年期などのライフイベントも肌に大きな影響を与えます。
紫外線などの外部刺激
紫外線や大気汚染、過剰なスキンケア製品の使用も肌荒れを引き起こします。紫外線は肌のバリア機能を破壊し、炎症を引き起こします。
また、大気中の汚染物質や花粉なども肌に付着し、肌荒れの原因となります。
さらに、化粧品や洗顔料の成分が肌に合わない場合も、肌荒れを引き起こすことがあります。
摩擦による刺激
日常生活の中で、肌に対する摩擦が肌荒れの原因となることがあります。例えば、タオルで顔を拭く際に強くこすったり、衣服の摩擦が肌に刺激を与えたりすることがあります。
また、間違ったスキンケア方法や過剰な洗顔も肌を傷つけ、バリア機能を低下させる原因となります。
肌荒れのリスク
肌荒れが続くと、肌のターンオーバー(新陳代謝)のサイクルが乱れてしまいます。
通常、健康な肌は約28日周期で新しい細胞と古い細胞が入れ替わります。しかし、肌荒れによりターンオーバーが乱れると、古い角質が肌表面に溜まり、新しい細胞が正常に生成されなくなります。これにより、肌のくすみやざらつきが生じ、肌全体の透明感が失われます。
その他にも様々なリスクがあります。
当院の難治性ニキビの治療
難治性ニキビの治療には、専門的なアプローチが必要です。
当院では、様々な検査を行うことで患者様一人一人の身体を分析し内側の状態を医学的に『見える化』します。その上で「オーソモレキュラー栄養療法(分子栄養学)」の観点から、身体に足りなくなって必要になる栄養素、もともと身体にないけれども外から補う必要がある栄養素を適切な食事指導やサプリメント・点滴といった身体の内側にアプローチしていくことによって、一時的な薬による改善を図るのではなく、免疫力を高めることや自律神経を整えるといった根本的な原因を改善することを目的としています。
また、美容皮膚科としてピーリングやレーザー治療、光治療といった外側からの医療を組み合わせて行っていきます。
感染症
肌荒れが進行すると、肌のバリア機能が低下し、細菌やウイルスが侵入しやすくなります。これにより、毛嚢炎(毛穴の炎症)や湿疹、皮膚炎などの感染症を引き起こすリスクが高まります。
特に、掻き壊したり、無理に角質を取り除こうとすると、傷口から病原菌が入り込み、感染が広がることがあります。
色素沈着
肌荒れが繰り返されると、炎症後の色素沈着(PIH)が起こることがあります。これは、炎症を起こした部分が茶色や黒色に変色する現象です。
特に、肌を掻いたり、刺激を与えたりすると、メラニンが過剰に生成され、色素沈着が進行します。これが長期間続くと、シミとなり、肌の色むらが目立つようになります。
シワ・たるみ
肌荒れが長期間続くと、コラーゲンやエラスチンが減少し、肌の弾力性が失われます。これにより、シワやたるみが進行しやすくなります。
特に、乾燥や紫外線の影響で肌の老化が加速し、目元や口元などのデリケートな部分に深いシワが現れます。また、肌のたるみが進行すると、フェイスラインが崩れ、老けた印象を与えることがあります。

当院の治療
肌荒れの原因は様々ですが、当院では根本的な原因を医学的な検査によって「見える化」することで治療を行っております。自律神経検査や適切なサプリメントを組み合わせることや医師による入念なスキンケア指導で症状の改善を図ります。
また、当院では、アンチエイジング治療にも力を入れています。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入は、皮膚に直接ヒアルロン酸を注入することで、シワやたるみを改善する治療法です。ヒアルロン酸は、肌のハリや弾力を保つ成分であり、注入することで即効性のあるリフトアップ効果が期待できます。特に、ほうれい線や目元の小じわ、口元のたるみなど、顔全体の若返りを図ることができます。
ボトックス注射
ボトックス注射は、表情筋の動きを一時的に抑制することで、表情ジワを軽減する治療法です。特に、眉間の縦ジワ、額の横ジワ、目尻の笑いジワなどに効果的です。ボトックスの効果は約3〜6ヶ月続き、その後は再注入が必要となりますが、継続することで長期的なシワ改善が期待できます。
PRP療法
PRP(Platelet-Rich Plasma)療法は、自身の血液から採取した血小板を含むプラズマを肌に注入することで、肌の再生を促進する治療法です。PRPには成長因子が豊富に含まれており、これにより肌のターンオーバーが促進され、シワやたるみの改善、肌の質感向上が期待できます。PRP療法は厚生局に認められた医療機関でしか治療を受けることができません。
気になる症状がある方はお気軽に渋谷区神宮前の美容皮膚科・美容外科の青山研美会クリニックまでご相談ください。
よくある質問
Q1: 肌荒れを予防するためにはどうすればいいですか?
A1: 保湿をしっかり行い、バランスの取れた食事と十分な睡眠を心がけることが重要です。また、ストレスを溜めないようにリラックスする時間を持つことも大切です。
Q2: 肌荒れがひどくなった場合、すぐに治療を受けるべきですか?
A2: はい、肌荒れがひどくなる前に早めの対策が重要です。悪化すると治療が長引くことがありますので、症状が出始めたらすぐにご相談ください。
Q3: アンチエイジング治療はどのくらいの頻度で受けるのが良いですか?
A3: 個人の肌状態や治療法によりますが、一般的には数ヶ月に一度のペースで治療を継続することが推奨されます。